なかなかうつ病が治らないという人はよくいます。
うつ病は治るのに1年ぐらいかかる場合がありますが、
2〜3年だとなかなか治らないということになってきます。
基本的にうつ病は90%以上は寛解する(症状が消えて良くなる状態)ものです。
言い換えると、90%以上は治る病気だということです。
逆にいうと、10%はなかなか治らなかったり、
治るのに長引く可能性があるということです。
治らない人に認められる幾つかの共通点があるので、
今日はそれをご紹介しようと思います。
ここだけはしっかりやらないと治らない点ですので、
しっかりと心に留めてくださいね。
1 飲酒している
お酒を飲んでいる方、それもほぼ毎日飲んでいる方
これはうつ病というよりも、アルコール依存症が疑われます。
1週間に1日以上お酒を抜いていない方というのは
相当のアルコールの影響を受けているという事が考えられます。
別の考え方をすれば、アルコール依存症にうつ病が合併しているような状態です。
そこまで飲んでいないという方もおられるとは思いますが、
お酒というのは脳の神経活動を低下させる=うつの原因となる
ですので、お酒は必ずやめてください。
なかなか治らないという方で、お酒を飲んでいる方はとても多いです。
2 昼まで寝ている
うつ病というのは、脳内物質のセロトニンが下がった病気です。
ですので、セロトニンを高めればうつ病は治るわけです。
セロトニンという物質は朝日を浴びることで作られます。
セロトニンはほぼ午前中しかつくられません。
あなたが昼まで寝ているとしたら朝日を浴びれれませんので
セロトニンが作られないということになります。
元々セロトニンがでない状態で、
さらに日光を浴びないということはさらに悪化していきます。
ですので、おすすめは15分で良いので朝の散歩です。
朝10時前、できれば9時前に
ぜひ朝の散歩をしていただきたいです。
今お昼まで寝てしまっているという人は
まず朝10時までに起きて、15分の散歩をしてみてください。
散歩が難しいという方は
日向ぼっこからでもOK
家の外で15分ぼーっと太陽の光を浴びてください。
3 運動不足
最近の研究では、運動療法がものすごく効果があるということがわかってきています。
週に数時間の運動で、
薬物療法と同等かそれ以上の効果があると言われています。
運動療法をきっちりやるのであれば、
薬を飲まなくても治るとも言えますね。
ですので、ぜひ運動をしてください。
うつの人というのは何もしたくないので
家にこもった状態になって
買い物などにもほとんど行かない
ほとんど外出しないという人が多いです。
運動といっても、そんなに大変なことを言っているわけではなくて
散歩で大丈夫!
余裕がある人は有酸素運動などをやっても良いですが
うつの症状がきつい方は
何もしたくないという状態だと思うので、
一日15分の散歩から始めてみてください。